#7 ふくらはぎ肉離れは再発が多いので注意が必要です アーセナル冨安選手のケースを踏まえて

Jun 03, 2022

アーセナル冨安選手 ふくらはぎ肉離れ歴

左ヒラメ筋損傷

2021.2.21 サッスオーロ戦?

2021.3.14 復帰(3週)

2021.3.25 (経過4週)韓国代表戦フル出場

2021.3.30 (経過5週)モンゴル戦70分出場

 

右ふくらはぎ負傷

2021.4.3 インテル戦 前半負傷交代

2021.5.2 76分出場

2021.12.18 負傷

2022.1.1 (約2週)復帰

2022.1.20(約4週)再発

 

左ふくらはぎ

2022.2.24 負傷

2022.4.16 (約7週)フル合流?
 

 

以上 報道から抜粋したので、正しいかはわかりません。

 

ふくらはぎの肉離れはサッカー界では、再発が多いことが問題になっています。

ふくらはぎ肉離れはなぜ再発が多いのか?

原因は様々考えられますが、負傷初期段階の評価が難しい事が一因と考えてます。つまり、軽傷で4週で復帰できるという評価が、実はもっと重症で復帰が早すぎて再発してしまうケースです。

 

ドクターの評価が甘いという訳ではありません。肉離れは、痛む場所やストレッチ痛など情報や、レントゲンや画像などの情報を総合的に勘案し、全治週という予測を立てます。

しかし、MRIに映らなかったり、痛みが少ない肉離れもあります。そうなると、全治週の予測が非常に難しくなります。それが、ふくらはぎ肉離れの場合多いのだと考えています。

 

特に初期のふくらはぎ肉離れの場合は、時間をかけることが大切だと思います。初期のふくらはぎ肉離れで再発すると、繰り返すパターンになるケースがあるからです。

 

経験的には、負傷して3週から4週で復帰すると再発が多く6週から8週をかけて復帰させることが多いです。

 

痛みは2週くらいでなくなることが多く、走ったり・ジャンプもできるようになります。

選手本人も試合復帰できる感覚になります。それがまた厄介で、一旦は試合復帰できても数ヶ月後に再発したり、逆足のふくらはぎや、ハムストリングなど他の部位を肉離れするケースもあります。

 

ふくらはぎの肉離れで難しいのは、軽い運動でも負傷するということです。軽いジョギングや軽いジャンプの着地だけで負傷するケースもあります。これは、ふくらはぎは腱が多く、反射が起こりやすく腱に負担がかかりやすいことが考えられます。

ジョギングを開始する時期を他の部位の肉離れより遅くして、筋力トレーニングを長く行うことも多いです。

 

冨安選手は、負傷を繰り返しているので、まずはしっかり時間をかけて治療に専念する必要があるかもしれません。

 

以前書かせて頂いた記事です

以下をクリックすると参照いただけます

アーセナル冨安が再離脱、ふくらはぎ肉離れはなぜ再発するのか 専門家が厄介な理由を解説「競技生活が短くなるケースも」 

 

 

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